Uncategorized

1月1日 コンビニで出会った女の子ホームレス その2

訪問介護の利用者様宅近くで、コンビニから「アナタモウ1時間以上モイルデショー!ハヤク出テッテクダサイ!」(南アジア系の店員さん)と店内からなかば強引に放り出された若い女の子ホームレス(同じく南アジア系の外国の方)を見て、話しかけられなかったことを悔いていた前回の続きからー

2週間ぐらい経った同じ時間、同じコンビニの近くで女の子がいました。
その日は小雨が降っていて小さな工場のシャッター前で立って、寝ているみたいに目をつむっているんです。時期は1月、真冬ですので寒そうでした。もう仕事の時間でその時は声をかけられなかったのですが、帰りにまだ居てくれたらいいなと思い仕事に行きました。

1時間の訪問の仕事が終わって同じ場所には居なかったのですが、探すと他の場所で立って雨宿りしていました。10代後半か20代前半に見えて、警戒されないように何て声をかけたらいいのか自分なりに考えていた言葉をかけてみました。(かけるのはいいけど、反応が恐かったです。。)

「あっの~、私これからコンビニに行こうと思ってて良かったら一緒に行きませんか?」と話しかけたら驚いた様子でしたが「行きます!」とハッキリと言ってくれました。

話しかけて良かった~
「えっホントに?一緒に行ってくれるの?!」歩き出しながら「前にもコンビニの近くで見かけたから、一緒に行けないかなと思って。私も寒くってさ~」など言っていたと思います。女の子は「覚えていてくれて、ありがとうございます」と言っていました。

これははっきりそうおっしゃったのを覚えています。なんかめちゃくちゃいい子だな。。話しかけて逆切れされるとか、あるかもしれないけどそうしたら謝ってもう逃げれば良い!

それですぐ例の以前追い出されていたコンビニに着いたのですが、「トイレとか行きたくないですか?」とおせっかいながら聞いて、トイレ使わせてもらっていました。その間私は待っていたのですが、店員さんは同じくあの日追い出していた人でした。

「私、彼女と一緒なので!」と言うとニコっとしてくれたと思います。店員さんも、あの時は店員としてのお仕事をされていただけなのでしょうね。暫くトイレにいた女の子ですが、出てきて少し顔色が良くなっていました。

一緒に店内を回って「これ食べませんか?」とか「寒いから靴下いいんじゃない?」など言ってカゴに入れていきました。女の子の荷物は小さめのショルダーバッグと何か色々な物が入ったレジ袋1個でこれ以上レジ袋で荷物増えるのもイヤかなと思い、確か1200円ちょっとしか買ってないんですが、カップラーメンや飲み物やパンや靴下買って渡しました。

「お腹空いてたら、カップラーメン今食べたらいいよ!温まるよ」と言うと、食べると言うので、お湯を借りてイートインスペースで2人で座りました。

女の子は髪や衣服はぐちゃぐちゃですが、匂いだとかは無いんです。入浴はできる環境なんだと思いました。。

コンビニに向かっている時から「えっ、すっごくお若いですよね?16歳ぐらいですか?」などと言っていたら、ちょっと笑ってくれて「16歳ではないです。もっと上です」と言っていました。

本当に礼儀正しくて感じのいい子でした。カップラーメンも「美味しい、美味しい。」と言ってお箸で食べていました。「カップラーメンってたまに食べると美味しいよね!私2個ぐらい食べれちゃうよ」と言ったら「2個もですかー!」と驚かれたので一緒に笑っていました。

カップラーメンを食べると今度はすごく眠そうでした。温まってリラックスできたのなら良かったと思いました。あんまり自分のことは話してくれなかったし、年齢も最後まではっきり教えてくれなかったけれど、気遣いもできるとても賢い人だと思いました。

「眠いんだよね。あんまり寝てないんだよね?!ちゃんとぐっすり寝ないとダメだよ。温かいものを食べてお腹いっぱいになって、よく寝たらいい考えもきっと浮かぶよ!」

これが、一番伝えたいことだったんです。良く寝られるところを確保してよく休んでから考えようということ。逆に疲れていたらいい考えも浮かばないです。

「あなたはとっても可愛いし綺麗だし気遣いのできるとっても頭のいい人ですよね。」
「若いのだから、時間はかかったとしてもやろうと思えば何でもできますよ。」ただ励まそうとしたのではなく、本心です。そうすると「自分には夢がある」ということを話してくれました。そして親はいるけど自分がどこにいて、何をやっているか全く関心がない。家に帰りたくないということも教えてくれました。女の子は「めちゃくちゃ褒めてくれますね。」と言っていました。「人生はハードです」とも言っていました。私も「大変な時期はあったけれども、どこかで働きながらでもきちんと食べて、よく寝ていたらいい考えも浮かんでいい方向に向かって夢にも近づけますよ。」と本心から熱量を込めて話しました。

ちゃんと休めるところはあるのか?夜も外にいるのかわかりませんでしたが、若い女の子が一人でいるのは危険です。福祉施設などについてもよく知らないのかもしれません。そういうところを探して伝えたらいいのかな、と思いましたが、

結局これも尻すぼみに終わります。

その3に続きます。
最期まで読んでくださってありがとうございました。

 

 

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA