タブレット純さんという芸人/歌手をご存知でしょうか?私は疎いので全く存じ上げなかったのですが。。
元介護士で今は芸人兼歌手として人気が出てきているみたいです。ちょっと前にインタビュー記事をネットニュースで拝読し、素敵だったので書き留めておきたいと思います。
私のグッときたポイントをまとめさせていただくと
・介護業界で10年程働いていた。
・子供のころから孤独を感じていた。介護の仕事で失敗も多かったけれど、人と関わることは好きだったので、人と関わることの醍醐味を知って、ある意味、人生を学んだ。
・当時は歌手活動も上手くいかず、下手したら人生をやめるか、失敗が多く罵倒され続けた介護の仕事に留まるしかないという状況。
・高齢者との交流から、人の心をつかむためにはどうしたらよいのかと悩み、試行錯誤したことが今のエンターテイメントに繋がった。
・介護の仕事では芸能活動とは違って、弱っている方と直接かかわって、なんとか明るく前向きな気持ちにすることが求められる。そのためには背伸びしてはいけないし、自分のダメな部分を隠さず接していると、相手も心を開いてくれることを実感。
・歌手志望なのに人前にでることが苦手だったが、デイサービスでレクレーションを担当することでちょっと人生が楽しくなってきた。高齢者から教わることも多く愛着の残る仕事。
という内容でした。詳細は
施設では利用者の半数以上女性で(女性の方が長生きだから、そりゃそうよ)男性ヘルパーは女性利用者の人気を集めることが結構ありました。
でもタブレット純さんもおっしゃっていましたが、力仕事を任されて出来て当たり前という風潮もあって負担もあるんじゃないかと思う。実際、力仕事は「こうしたら早いんですよ!」と腕力で利用者様を持ち上げてた(笑)男性介護士もいたけれど、利用者様も持ち上げられて恐そうだったし、そのようにする必要がないのに…とも思っていました。男性でも力仕事が楽になる器具やボードを少しでも使ってご自分の身体を大切に使って腰痛めない方が絶対に良いと思います。
そして訪問介護だと女性のヘルパーと比べて男性は敬遠されることがあるのは確かです。
利用者さんは女性はよくありますが、男性もなぜか女性ヘルパー限定という方はいます。
理由を聞いてみたことはまだないのですが、利用者様は自分がいかに身体的に弱い存在か知っているからじゃないかと思います。個室で間違ってでも男性が腕を振り上げ自分に当たれば骨折するという力の差のような気がするんです。
そのように男性の方が介護の世界では信頼を得るまでに少し道のりが長いかもしれませんが、純さんが言っていたように誰かの信頼を得るのに、決して背伸びをせず自分のダメな部分も隠さず接するというのは、相手との距離を縮めてくれるんだと思いました。純さん、応援していまーす♡